がんの語り講座 受講者募集

自分のがん体験を他者の前で語れるようにまとめることが目的です。

医療やケアで活用されているナラティブ(語り)の概念に基づきキャンサーサポート北海道が開発した独自の方法を用いて、事実と気持ちを解釈をせずにまとめていきます。「自分の体験をまとめることで、心の整理ができました」「他の人に話をすることで、体験が誰かの役に立つことがわかりました」「受講生の様々な体験の語りが私自身のこれからの生き方に参考となり、感動もたくさんしました」など多くの反響をいただいています。数多くのメディアにも取り上げられてきました。

基礎編に続き応用編を修了し、活動を希望する方は、語り手として登録できます。主に医療従事者の研修、大学や看護学校の授業で依頼に応じて語りを届けています。受講者からは高い満足度や評価が得られ、医療従事者の臨床の内省にもつながっています。

24年は、9月に応用編、3月に基礎編を開催します。

 


基礎編

日時

2024年3月23日(土)10:00〜17:00

会場

北星学園大学(お部屋については受講者にお知らせします)

対象
がん体験者、家族
※会員対象の講座です。まだ会員でない方はお申し込み後でかまいませんので、ご入会をお願いします(入会方法はこちら)。

 

受講料
無料(以下の条件があります)
1)会員登録をしてください
2)教科書を購入してください。
【教科書】
出版社からも購入できます。寿郎社のサイトはこちら
定員

6名(先着順)

内容

体験の整理のための講義・サポーターとのブラッシュアップ、語り手の体験談の実際

スケジュール(参加人数によって変更あり)

10:00~ 講義「体験を書く・語ることの意味」「体験のまとめ方と執筆の仕方」
10:30~ 年表シートづくりと体験の整理の説明
10:45~ 語り手の体験談を聞く
11:00~ 各自の体験の執筆(年表シートに基づき体験をまとめる)
13:00~ サポーターとの各自の執筆のブラッシュアップ
16:00~ 参加者の語りの発表・まとめ

参加方法

1. 以下をクリックしてフォームからお申し込みください。

申し込みフォーム

2. 受講前の準備
・がん体験に関する資料(病院からの説明文書や検査結果、自分の記録など)をお手元にご用意ください
・メールでお送りするリンクに接続し、「年表」に体験を時系列に書き込んでください
・可能な方は、体験を文章(2000字程度)にまとめてみてください
・以下の参考文献をお読みになってから参加されることをお勧めします。

【参考文献】
『北海道でがんとともに生きる』大島寿美子編、寿郎社


応用編

日時

2024年9月7日(土)10:00〜17:00

会場

北星学園大学(お部屋については受講者にお知らせします)

対象
がんの語り手養成講座の基礎編を受講しているがん体験者とその家族
※会員対象の講座です。まだ会員でない方はご入会ください(入会方法はこちら)。

 

受講料
無料(以下の条件があります)
1)会員登録をしてください
2)教科書を未購入の方は購入してください。
【教科書】
出版社からも購入できます。寿郎社のサイトはこちら

 

定員

6名(先着順)

内容

聞き手に合わせた原稿のブラッシュアップ、スライドの作成、語りの実際
基礎編で作った自分の「語り」をもとに、誰かに体験を話すための具体的な技術を学びます。1日の講座ですが、学ぶ内容が多いため、講座当日の時間を有意義に使えるよう、事前の準備をお願いします。
目標は、基礎編の原稿をもとにプレゼンテーション用の資料を作成し、1人10分の語りができるようになるための基本技術を習得することです。

スケジュール(参加人数によって変更あり)

10:00〜 オリエンテーション
10:30〜   作ってきたストーリーボードの紹介とブラッシュアップ(2グループに分かれて紹介しあい、講師も入ってディスカッションします。その後各自が自分の資料をブラッシュアップします。パワーポイントを使う人はパソコンで、紙の人はA4用紙に)
12:00〜  昼休み
13:00〜 ストーリーボードの中から1枚を選び、その内容を1人2-3分程度で語り、一緒に振り返ります。
14:00〜 ビジュアル資料を完成(紙芝居方式、パワポ方式)、自主練習をします。
15:00〜  発表会 自分の語りを発表します。

参加方法

1. 以下をクリックしてフォームからお申し込みください。

申し込みフォーム

2. 受講前の準備

1)基礎編で作った自分の語りの原稿の中からエピソードやシーンをいくつか選び、内容を伝えるのに役立ちそうな、写真やイラスト、言葉などを考えてみましょう。
2)ストーリーボードを作ります。(教科書31−34ページ、付録ページ参照)
写真やイラスト、言葉から5〜6つを選ぶか、5〜6つのまとまりになるように整理し、ストーリーボード用紙に手書きで書き込みます。枠で囲んだところには聞き手に見て欲しい写真やイラスト、言葉の素材、横の罫線の部分には基礎編で作った自分の語りから関連する内容をメモとして書き込みます。
3)1枚目は「タイトルと名前」です。その後に5−6枚つくります。基礎編と同じようにナラティブ(語り)として展開するように考えてみてください。
※ストーリーボードをパワーポイントで作りたい人はどうぞ。ただし、講座当日にパソコンとともに、印刷したものも持ってきてください。
※基礎編受講後に時間がたっており、新たな語りの要素がある人もいることと思います。その場合は当日検討しますのでご相談ください。

【参考文献】
『北海道でがんとともに生きる』大島寿美子編、寿郎社

 


メディアでの紹介