NEWしずくパッドの新・連絡先について(お知らせ)

しずくパッドの製作と販売について札幌市の社会福祉事業所アクア(運営主体:合同会社親和)が新たな引受先と決まったことをご案内してきました。このたび、注文書を含むカタログ(チラシ)が出来上がりました。
カタログのお取り寄せ、パッド販売などに関する問い合わせなどは下記へお願いいたします(行き違い防止のためなるべくファクスかメールをご利用ください)
注:なお、「しずくパッド」の名称は今後、「NEWしずくパッド」と致します。

◆新連絡先 社会福祉事業所アクア
所在地 〒064-0912札幌市中央区南14条西14丁目1-21
営業時間 月~土10:00-17:00(祝日、年末年始除く)
電話011-522-1200  ファクス011-522-1201
メール aqua.shinwa@gmail.com

 

がんのグループ療法の研究結果が論文になりました

本会理事が中心になって実施したがん体験者を対象にしたグループ心理療法の研究結果が日本心理学会の英文誌に掲載されました。概要は以下の通りです。


がんのサポートグループなどでは、がんの罹患体験、日常生活の苦労など、心理療法では「その時、そこで/there and then」と言われる体験を語るのが一般的です。それに対しSCTの手法は「今、ここで/here and now」の体験を語ります。今回、研究に協力してくださった7名のがん体験者の方は、この、SCTの手法にそって全10回(1回、約45分)語りあいました。その結果、「なぜそうなったかわからないけどお互いにつながっている感じ」や「暖かい感じ」を体験し、通常のがん体験を語るグループでの話し方では無かったにもかかわらず、共感が生まれていたことがわかりました。「病気(がん)の話をしないことに最初は戸惑ったけど、重くならなくてよかった」という感想もありました。この論文ではSCTの「here and now」の語りが行われるプロセスと、その効果を検証しています

論文を読むには以下をクリックしてください。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jpr.12343

2021年度のオンラインサロンの案内を掲載しました

キャンサーサポート北海道のオンラインがんサロンは2020年6月にスタートし、2021年に3月に10回目の開催を迎えました。

オンラインサロンではふだん札幌の会場までなかなか足を運べない方も、ご自宅などから気軽にご参加いただけます。

また、これまでは参加者をキャンサポ会員に限定してきましたが、今年度からはがん体験者とご家族であればどなたでも参加いただけることになりました。
この機会にウェブ上で一緒に語り合ってみませんか。

開催日:2021年4月17日, 5月15日, 6月19日, 7月17日, 8月21日, 9月18日, 10月16日, 11月20日, 12月18日
2022年1月15日, 2月19日, 3月19日(いずれも土曜日)

時間:13:30~14:40
1次会13:30~13:55(休憩10分)
2次会14:05~14:40

対象:がん体験者、がん体験者家族(がん種を問いません)

定員:8名程度

参加費:無料(wi-fi等の通信接続料はご自身でご負担ください)

参加方法:
1. csh.gansalon@gmail.comにお名前(必要であればニックネーム)、メールアドレス、zoom使用経験(あり・なし)を記入したメールをお送りください。

2. 開催日の1週間前頃よりメールでzoomのミーティングIDとパスワードをお送りします。メールに記載されている「注意事項」と「サロンの約束」をよくお読みになり、同意の上、ご参加ください。サロンへのご参加は同意があるものとみなします。

3. 初めてzoomを使用される方は以下の準備をお願いします。
【スマホ・タブレットの場合】事前にzoomアプリのダウンロードをしてください。
【パソコンの場合】送られてきたメールのミーティング参加用URLをクリックすると自動的にzoomアプリがインストールされます。

4.  当日は時間になりましたら、zoomを立ち上げてミーティングに参加します。ニックネームを使用される方は事前に申請したニックネームでログインしてください。

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がんサロン「サポートグループ・ぴあ」

研修を積んだピアサポーターや心理専門職がサポートします
『北海道でがんとともに生きる』を出版したキャンサーサポート北海道が主催するがんサロンです。ピアサポートについて理論と実践の両面から学び、研修を積んだがん体験者が案内役となり、ピアサポートの理論に基づいて「気持ちの分かち合いと振り返り」をしていきます。同じ体験をした人に出会いたい方、気持ちを語る場がほしい方・・・一緒に体験を分かち合ってみませんか?
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内藤さんの「語り」に感動広がる 札幌・幌南小で公開授業

がんの語り手が参加する道徳の公開授業が、12月5日、札幌市立幌南小学校の5年生のクラスで開かれました。札幌市のがん教育実践研究の一環。キャンサーサポート北海道の語り手養成講座を終え、語り手登録している内藤郁子さんが「乳がんになって」と題し、スライドをまじえ、15分間語りました。
がんについての事前アンケートでは、「死」「怖い」「辛い思いをする」などマイナスのイメージが強くあった子供たちですが、身じろぎもせず真剣に語りを聴き、内藤さんを支えた力を考え、次々発言しました。夫、両親、友達、病気と闘う人のインスタグラムなど「周りの人の力」と、生きようという強い意志、趣味のクライミングはじめ好きなことをやりたいという気持ちなど「自分の力」に気づき、内藤さんがいまを一生懸命生きている姿を理解しているようでした。
授業の最後に書いた感想文には「私ががんになったら死ぬと思ってしまうかもしれませんが、内藤さんのように、何があっても私は私という気持ちを持って、あきらめずに1日1日を大事にしたいです」「つらいのは自分だけじゃない、と考えたい」などが書かれていました。父親ががん経験者の子は「僕ががんになったらすぐしゅじゅつをしてもとのせいかつにもどって父さんのようにたっせいかんをあじわいたい」と書いてくれました。
授業後、参観した教師らの検討会では、がん教育はあくまで教師が主体で行うものという考え方が強調されました。キャンサポとしては教師の皆さんとしっかり打ち合わせをして、共通の認識を醸成したうえで、授業に臨むことが肝要だと感じました。参観した教師からは、「感銘を受けた。私の授業でも語りをとりいれてみたい」という発言もあり、心強く思いました。
語りを終えた内藤さんは「子供たちの反応を見て、胸が熱くなる場面も多く、あらためて語りは私にとって意味のあるものだと感じました」と感想を話しました。
幌南小の希望で、5年生のもう2クラスで、19日、同様な授業を行う予定です。3クラスの授業での感想文などをもとに、今後、キャンサポとしての分析、研究も考えています。(理事・宇佐美暢子)