病い体験を書く・語ることの意味の分析が日本緩和医療学会学術大会で最優秀演題に

がんの語り手養成講座などで体験を書く・語ることの意味について分析した研究が、第27回日本緩和医療学会学術大会で最優秀演題に選ばれました。数多くの発表の中から最優秀に選ばれたのは12題で、そのうちの1つです。筆頭研究者は鷲見理事、大島理事長と木村理事が共同研究者です。

学術大会のサイトから演題タイトルをご覧いただけます。

この研究ではがんの語り手養成講座に参加した7名にインタビューをさせていただき、インタビュー内容を分析しました。その結果、自分のがんの体験を書くこととは、内省をもたらし自身の病いや家族、人生に新たな発見につながっていることがわかりました。また、語ることでは、聞き手の存在によって、外向きになる感覚や「自分が存在していいのだ」という感覚を有していたことが確認されました。さらに、他者の語りから体験の比較をしながら共感し、互いを認め合うという経験をしていることが見いだされました。

「自分のがん体験を書いて語り、さらに他者の語りを聞く」というプロセスは、がんを体験した自分の感情や認識の変化の自覚、他者の反応を前向きに受け止めることによる自己成⻑につながっていると考えられます。

今後も体験を書く・語ることの意味について探究するとともに、成果を活動に活かしていきたいと思います。

道新に大島理事長のコメントが掲載されました

4月23日の北海道新聞に「闘病体験を誰かに伝える、他人の病の体験を知る意味」についての大島理事長のコメントが掲載されました。
北海道新聞のどうしん電子版でも読むこととができます(会員登録(無料)が必要になります)。
どうしん電子版-「自分のため 他の患者のため 血液がん闘病記 8年かけ自費出版」

書籍『がんの「語り」』が道新の書評で紹介されました

今日12月19日(日)の道新「ほん欄」で、11月に上梓した『がんの「語り」』が紹介されました。

学校の授業や医療従事者の研修会での成果についても触れてくれています。

「病気への理解や経験者たちに対する思いやりが広がった先には、だれもが暮らしやすい社会がある、という信念に裏打ちされた本」と評価していただきました。

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