北海道のがん患者の体験談を集めた本を作って多くの人に届け、がんやがん患者に対する見方や偏見を変えたい!
「がんになっても安心して暮らせる北海道」を作るため、北海道のがん患者の体験談を集めた本を作って多くの人に届けたい、ひとりじゃないよと伝えたい…。養成講座の受講生仲間が立ち上がり、このプロジェクトをはじめました。
私たちが作りたいのは、芸能人や有名人の体験記ではなく、私たちにとって身近な、北海道で暮らし、北海道で治療を受けた普通の人々の体験集です。それを自費出版ではなく、書店に並び、新聞にも広告が載る、単行本として出版したいと思っています。
ひとつのがん体験記が、別の患者さんを勇気づけるかもしれません。
がんやがん患者に対する社会の見方や偏見を変えられるかもしれません。
がんになっても生き生きと暮らす人々がいることを、知ってほしいのです。
いつか本を出したいと思っていた方、がんやがん患者に対する見方を変えたいと思っていた方、一緒に夢を実現しませんか?
日々を生きる生活者としてのがん患者や体験者の姿を伝え、多くの人とわかちあいたい。貴重な体験を子供に残したい、誰かに伝えたい。みんなで力を合わせ、がん患者と家族が自然体で生きられるように、本の出版という夢を実現するため、仲間を募集します。
がん体験記出版プロジェクトの企画者・須永俊明の想い
2014年7月、62歳の時、血液のがんである悪性リンパ腫、ステージ4と診断されて、半年間の抗がん剤治療をしました。治療を終えた翌月に参加した高校時代のクラス会で、がん経験者が9人もいることが分かりました。そこで「がん闘病の経験をいつまでも忘れないように本にまとめ、これを糧に残りの人生をいきていこう」と提案したところ、7人が賛同してくれ、半年後に「がんと言われて」のタイトルで自費出版しました。
この話が地元の新聞で紹介されるとすぐに反響がありました。
「がん検診は受けていないが、心配なことがあるので読んでみたい」、「どこの書店で買えるのか」、「家族が初めてがん検診に行ってくれた」、「がんは治る病気なのだと本を読んでわかった」、出版した著者の中からも「残してあった断片的なメモが本となり、何度も読み返している」などです。また、地元の図書館が2冊購入してくれました。関心の大きさに驚きました。
自費出版した同時期、私は大島理事長が主催するキャンサーサポート北海道「がんの語り手養成講座」を受けていました。受講生の様々な体験の語りが私自身のこれからの生き方に参考となり、感動もたくさんしました。
自費出版の経験から、がん体験が社会にとって必ず役に立つと確信し、「医療関係者や有名人の体験は多数出版されているけれど、隣近所に住む一般の方のがん発見の経緯、病院探し、治療法の体験や生き方などの発表を読みたい人がたくさんいるはず」と大島理事長に相談しました。理事長はキャンサーサポート北海道の出版プロジェクトとして位置づけてくれました。
本の出版にあたっては、札幌の出版社「寿郎社」の土肥社長の全面的な協力をいただけることになりました。また、北海道新聞の記者だったベテラン編集者2人も編集委員として協力してくれることになりました。彼らもがん経験者です。
貴重ながん体験を書店に並ぶ書籍として出版して多くの人に届け、がんやがん患者に対する見方や偏見を変えませんか?私たちとともに「がんになっても安心して暮らせる北海道」を目指しましょう!
出版プロジェクトの活動
2016年
7月 出版プロジェクト始動
9月 執筆者募集開始
9月14日 北海道新聞で紹介されました!
9月23日・24日 説明会開催
10月15・22日 2日で体験記が書ける!執筆サポートのためのがんの語り手養成講座
11月24日 UHBみんなのテレビで紹介されました!
(きょうのドキュメント「がんの陰に隠れない 患者たちの声」)
11月30日 クラウドファンディング開始
12月4日 説明会開催
12月12日「体験記出版プロジェクト」を応援する会スタート
2017年
1月21・22日 2日で体験記が書ける!執筆サポートのためのがんの語り手養成講座
2月 1・2日 2日で体験記が書ける!執筆サポートのためのがんの語り手養成講座
クラウドファンディング
このプロジェクトの応援者を募り、出版費用にあてるためのインターネット募金活動です。温かいご支援をお願いします。
がん体験記出版プロジェクト募集要項
1 募集内容 書籍『北海道でがんとともに生きる』(仮題)に掲載するがん患者・体験者のがん体験記を募集します。
2 募集件数 20〜40件
3 募集条件
(ア) 北海道在住、または北海道の医療機関で治療を受けた/受けていること
(イ) 未公表であること
(ウ) 体験記に別の著作物等が含まれる場合には、その著作物等もオリジナルであること
(エ) 盗作等による著作権侵害の争いについては執筆者が責任を負うこと
※すでに書籍化したものの要約や公に出版されている刊行物に掲載されたものは応募できませんが、加筆修正して新たな作品として応募したい方はご相談ください。
4 応募作品の規格
2500~3500字(400字詰め原稿用紙6〜9枚程度)
※応募作品は文章のみとします。
5 募集期間
2016年9月1日〜40名の執筆者が集まるまで(2月末目処)
6 出版までの流れ
・2016年9月 募集開始
・毎月 作品の選考及び結果の通知、随時校正開始
・2017年1〜2月目処 執筆者確定
・4月目処 出版及び記念パーティ
※原稿の集約及び校正の状況により変更する可能性があります。
7 応募方法
原稿を別紙申込書とともに下記の住所にお送りください。
特定非営利活動法人キャンサーサポート北海道
体験記出版プロジェクト係
〒004-8631 札幌市厚別区大谷地西2-3-1北星学園大学大島研究室
8 作品の選考と参加可否
選考委員会で参加の可否を決定し、個別に連絡します。
9 参加条件
・参加費 35,000円 ※編集、校正、書籍の制作料金として。執筆者が確定後、書籍の制作に入る段階で納入してください。語り手養成講座受講生は特別割引があります。
・執筆者名は実名に限ります。
10 作品の体裁、監修及び出版社
タイトル(仮) 『北海道でがんとともに生きる』
判型 四六判、頁数 約200頁
製本形態 単行本
監修 北星学園大学教授 大島寿美子
出版社 寿郎社(札幌市北区北7条西2丁目 37山京ビル1F、代表取締役編集長土肥寿郎)
11 参加特典
・参加者には出版した本を15冊(一冊の予価2,000円)差し上げます。さらに購入したい方には、著者割引の特典があります。
・本は道内書店及びネット書店で販売されるほか、新聞に本の広告が掲載されます。
・元道内大手新聞社記者・ベテラン編集者・大学教授による校正や執筆指導が受けられます。
12 説明会
第1回目 9月23日(金)10〜12時 (終了)
第2回目 9月24日(土)10〜12時 (終了)
会場:北星学園大学 9月23日は第2研究棟 1階 第2共同研究室、9月24日は第2研究棟2階 第4共同研究室
第3回目12月4日(日)13〜14時
会場:北星学園大学 第2研究棟 1階 第2共同研究室
第4回目1月7日(土)13:30〜15:30
会場:北星学園大学 第2研究棟 B1階 第3会議室
13 執筆サポート「がんの語り手養成講座」
第2回「2日で原稿ができあがる! がんの語り手養成講座」を以下の日程で開催します。修了者は出版プロジェクトの参加費割引き特典があります。
1月21日(土)13〜16時/1月22日(日)10〜14時
2月1日(水)13〜16時/2月2日(木)10〜14時
参加費:6,000円
会場:北星学園大学 第2研究棟 教室未定
2日間で修了するカリキュラムですので、両日参加できる方が対象となります。
遠方の方はskype での受講も可能です。ただしインターネット回線の確保、動作環境の整備、通信料はご自身の責任でお願いします。
問合せはinfo@cancersupport.jp まで
14 問合せ先
体験記出版プロジェクト係までメールでお願いします。
15 主催者
特定非営利活動法人キャンサーサポート北海道 札幌市厚別区大谷地西2-3-1北星学園大学大島研究室内 011-891-2731(内線2202) info@cancersupport.jp
※著作権及び二次利用権はキャンサーサポート北海道に帰属します。応募のために提出された書類等は返却しません。初版の印税の支払いはありません。
※がん体験記は、がんという病い体験をつづったもので、①がんになる前の生活、②がんが見つかった経緯、③治療の内容、④生活や環境の変化、家族や職場、医療関係者など周囲の人々とのやりとり、⑤自分の気持ち、⑥現在の状況とがん体験が自分に与えた影響等を含むものとします。原稿は添削・加筆修正の指導をすることがあります。
※特定の治療法や健康食品、宗教などの宣伝を目的として書かれた作品は応募できません。