『トークの会in函館』を開催 執筆者2人が朗読

昨年5月に刊行した『北海道でがんとともに生きる』の関連行事として『トークの会in函館』を10月7日午後、函館市石川町の函館蔦屋書店で開きました。
郊外の住宅地の中に立つモダンな書店は『蔦屋書店』としては道内第一号。モダンな店内にあるイベントコーナーで開かれた会は、大型ビジョンの前にソファやテーブルを並べてお客さまと膝詰めで向き合う、親しみやすい雰囲気の中で行われました。
この日は本の執筆者から井上美智代さんと木村邦弘さんが参加。執筆当時の心境や現在の思いに続き、自分の担当部分を朗読しました。会場には約20人が訪れ、質問タイムでは「がんになった時の情報の見分け方は?」「低いがんの検診率を上げるにはどうしたらよいか」など、がん撲滅に向けた話題が出され、二人は「いろいろな情報があるが、まずは主治医とよく相談を」「町内会や家族なと身近なところから健診を呼びかけては」などと答えていました。
この模様はFacebookライブ動画で配信しました。
https://www.facebook.com/cancersupporthokkaido/videos/756268058086947/

(写真は藤堂徹也さん撮影)

『北海道でがんとともに生きる』トークの会in旭川を開催

がん当事者28人がそれぞれの思いをつづった『北海道でがんとともに生きる』(寿郎社)にちなんだ「トークの会」を2018年6月22日、旭川市市民活動交流センターCOCODEで開きました。
昨年の札幌、釧路、北見に続いて4回目で、今年は北海道がん対策基金の助成事業となりました。井上美智代さん、高橋慶子さん、田中奏実さんのほかスタッフとして田村ひとみさんと鈴木が参加しました。
今回は病体験について深く考えることを目指す団体「CANnet」さんが「社会的孤立を考える」と題した勉強会を隣接会場で開くことが開催直前に分かったことから、双方の担当者が協議してプログラムの前半はキャンサーサポート北海道、後半は「CANnet」さんが担当するという「コラボ」開催となりました。
前半は鈴木が出版のあらましを説明した後、井上さん、田中さん、高橋さんの順で『北海道でがんとともに生きる』の執筆部分を朗読。当事者の熱い思いとともに、生きることの大切さ、ありがたさを伝える内容に、集まった約20人の参加者はじっと聞き入っていました。
▼当日の記録動画(Facebookライブ動画配信)
https://goo.gl/XGa3Fw

後半では、朗読した3人と田村さんにCANnet代表理事の杉山詢子さんがインタビュー。「発病して孤独を感じた瞬間は」など、朗読をより深める視点から話を引き出してくれました=写真=。


「トークの会」は今後、8月25日に室蘭、10月(日時未定)に函館で開くことにしています。
(事務局長 鈴木隆司)

『北海道でがんとともに生きる』が全国の地方紙に紹介される

『北海道でがんとともに生きる』が共同通信社の配信記事が全国の地方紙に掲載されました。2017年6〜7月前半の1カ月間に全国11紙で紹介されました(写真は愛媛新聞)。

9月初旬には北見と釧路で執筆者トークイベントを開催。がんに関する情報や医療資源の地域格差、地方の患者や家族が直面する問題を解決していくきっかけとなりました。

【掲載紙】

6月13日『日本海新聞』『大阪日日新聞』
6月14日『山陰中央日報』
6月26日『岐阜新聞』『四国新聞』
6月30日『愛媛新聞』『茨城新聞』
7月4日『秋田魁新聞』
7月7日『高知新聞』『河北新報』
7月8日『京都新聞』

『北海道でがんとともに生きる』執筆者が北大で体験語る

『北海道でがんとともに生きる』執筆者の1人、時田悦子さんが2017年6月29日、北海道大学の授業で体験を語りました。

授業は北大の「がん・生命科学から社会科学へ」という科目で大島寿美子先生の担当している「がんのサバイバーシップ」。理系から文系まで100人ほどの学生が受講しました。

授業では日本や北海道のがんの罹患や死亡の現状、サバイバーシップとは何かなどについての大島先生の講義の後、時田さんが自分の体験記を朗読しました。終わった後、学生からは、診断されたときの気持ち、つらかったことは何か、家族との関わり、がんと向き合う人にかけるべき言葉などについて幅広い質問が出され、時田さんがひとつひとつ丁寧に答えていました。

多くの学生が感銘を受けたようです。感想シートに書かれたコメントの一部を紹介します。

「人のがんを治療するというのは、決して物理的に「がんをなくす」ということではないということを改めて感じました。(中略)体験者の話を聞けたのはすごく良かったです。がんについての話を聞くだけでは感じられないものを感じることができました」

「実際にがん患者さんの語りを聞くことによって、広い視野でがんと向き合うことができるようになると思った」

「いままで講義でがんの治療法の発展が著しいと聞いていましたが、それだけではダメなんだとわかりました。治療を受ける側のことを本当に考えなければならないんだと強く感じました」

「今日の講義で学んだことは、がんは身体的治療だけではなく、精神的治療が非常に重要であるということです」

キャンサーサポート北海道では、がん体験記をまとめる「がんの語り手養成講座」をこれからも開催していきます。