活動を通じて人として成長する

【活動心得】キャンサーサポート北海道は新しい形のボランティア団体です。病状や状況、年齢に関わらず、活動を通じて個人として成長すること、グループの中で活動することによって個人とグループがともに成長すること、活動を通じていまこの瞬間を生きることの素晴らしさを感じ、わかち合うことを目指しています。

活動で最も大切にしているのはコミュニケーションです。互いに異なる背景や価値観を持ったメンバーひとりひとりが「自分も人も大切に」しながら活動に参加し、活動を通じて自分自身に新しい気づきをもたらすことができるよう、メンバーは以下のことを心がけています。

1)「いま、この瞬間」を大切にします

いまこの瞬間の自分と自分の気持ちを大切にしましょう。いまこの瞬間何を感じているか、自分自身を眺めてみましょう。過去に起きたことに対しては自分の礎として眺め、未来に起きるかもしれないことに対しては好奇心をもって眺めてみましょう。マイナスの感情も含め、自分の気持ちを探求していきましょう。

2)人と関わるときはまず承認から

いまこの瞬間、その人と関われることに感謝し、その人の存在をまず認めましょう。会話の最初の言葉はOKワードから。

★OKワード
◯まず共感できるところを見つけましょう
「そうですね」「そうね」「そうそう」「そうなんだ」「なるほど」「いいですね」
◯共感してから、自分の考えや気持ちを付け加えましょう
「それに加えて」「さらに」
★NGワード
◯以下のような言葉が口癖になっていませんか?聞き手にマイナスな印象を与えやすい言葉です。
「でも」「いや」「それは」「だから」「あのね」「逆にいうと」「なんで」「だいたい」「だめ」「やだ」「というか」「要するに」「変な話」

3)自分の気持ちや意見は「I message(アイ・メッセージ)」で率直に

人ではなく自分を見つめましょう。人の考えや意見について思いを巡らせるより、自分の気持ちや意見を素直に表現してみましょう(「嬉しい」「楽しい」「さみしい」「助かる」「光栄」「幸せ」「残念」「ショック」など)。マイナスの感情は伝えるには、どうするとプラスに表現できるか考えてみましょう。伝えない自由もありますが、それも自分の選択だということを理解しましょう。

4)みんながチームのメンバーです

活動歴や年齢、治療歴は関係ありません。役割、礼儀やルールを守りながら活動を通して成長していく仲間として関わりましょう。キャンサーサポート北海道はプロジェクトベースで人々が関わる開かれたグループです。サービスを提供する側・消費する側、お手伝いをする側・される側、お願いする側・される側、何かをしてくれる側・してもらう側という関係ではなく、それぞれが進んで役割を果たしながら成長する「メンバー」として活動に関わりましょう。

5)事実と気持ちをわけて考えます

人の気持ちを勝手に推測する「読心術(マインドリード)」は自分の心を疲れさせ、「被害妄想」を生み出します。人の心をつい推測してしまうときには、事実と気持ちをわけ、まずは事実を見るようにしましょう。マイナスの感情は伝えるには、どうするとプラスに表現できるか考えてみましょう。伝えない自由もありますが、それも自分の選択だということを理解しましょう。

6)チャレンジや違う意見を楽しみます

チャレンジは辛いことではなく、自分を成長させてくれるチャンスです。自分と違う考えや意見に出会うことは、自分が成長し、グループに新しい可能性を広げてくれるチャンスです。違う考えや意見を否定せずに、まずありのままに見つめ、その考えや意見も取り入れながらよりよい方法を考えましょう。違う考えや意見を言う時は、同意・共感できる部分を先に伝え、さらに良くする方法として表現すると受け入れてもらいやすいです。

7)無理はしないようにします

重荷に感じたり、疲れているかどうかは、自分にしかわかりません。無理せず、自分にできる範囲を見積もって活動し、役割を果たせそうにない場合には早めに伝え、解決策を他のメンバーと考えるのが、自分はもちろん他のメンバーも大切にするということになります。

8)あいさつや感謝を大切に

コミュニケーションをとるときには、挨拶や感謝の言葉ではじめ、それから用件に入りましょう。メールやメッセージを読んだ時にもお返事しましょう。事情がありすぐに返事ができない場合はそのように伝えることで、コミュニケーションが円滑になります。

 

キャンサーサポート北海道では、システムセンタードアプローチに基づくコミュニケーション研修会、ミーニングセンタードセラピー研究会など、人が社会の中でよりよく生きることを目指した研修会や研究会を開催しています。