★術後乳がんのホルモン療法について勉強会・報告

2015年4月27日に行われた術後乳がんのホルモン療法についての勉強会。定員10名を超える参加があり、関心の高さを実感しました。講師は斗南病院の川田先生。先生は「僕に何かできることはないか」と声をかけてくださり、ボランティアで講師を引き受けてくださいました。

講義では、女性ホルモンの話から、ホルモン療法の薬の種類と選択基準、治療法を医師がどのように考えているのかまで話がありました。乳がんの治療が毎年のように変化していること、最近の個別化治療の流れでshared decision making(患者と医師が一緒に考えて自分に合った治療を選択していくこと)が重視されるようになってきていることなど、興味深い話題もたくさんありました。

講義後の質疑応答の時間には、「(最初の発症部位と)反対側にがんができる確率はどのくらいか」「遺伝子検査を受けた方がいいか」「グレードってなんですか?」など、ホルモン療法以外にもさまざまな質問が出ました。

講義や質問を通して、先生の率直で温かなお人柄が伝わってきました。和やかな雰囲気の中、普段聞けない質問ができた、勉強になったとみなさん大変喜んでいました。

乳がんの治療は選択肢が多く、複雑です。本や資料を読んでもついていくのが大変だと思う方も多いです。今後も勉強会を企画していきますので、このような機会をぜひ生かしてみてください。自分の病気や治療について把握することは、気持ちの安定やセルフケアにつながります。

 

★乳がんパッド作り講師の一宮美恵子さん 道新夕刊「まど」で紹介

2015年4月25日の北海道新聞夕刊「まど」で、手作り乳がんパッド講習会の講師・一宮美恵子さんが紹介されました。

いま、この乳がんパッドのファンがどんどん増えています。私たちが目指すのは、着け心地がよいだけでなく、気持ちも癒やしてくれる、そんなパッドです。

病院などでも手作り指導やボランティアによる製作が行われていますが、つくりや質が全然違います。一宮さんはプロの洋裁師。40年以上の経験が裏付ける確かな技術と乳がん体験者ならではの工夫が細部にまで届いたパッドです。体験知と専門知が見事に融合したこのパッドの完成度の高さは、一度使ってみると実感できます。2つ、3つと作りに来たり、購入していく方も増えています。

乳がんパッドの詳しい説明はこちら

 

★ピアサポート、がんサロン「実践ガイド」が好評

book-piersupport2014年12月に刊行したがんサロンやピアサポートの「実践ガイド」が高い評価を得ています。北海道新聞、読売新聞のほか共同通信の配信により地方紙各紙にも掲載されました。

がんのピア・サポートとは、「がん」という同じ病いを経験した人どうしが情報交換や気持ちの分かち合いを通じて、互いに支え合うこと、がんサロンはピアサポートをする場のことです。本書では、地域や病院におけるがんのピア・サポートの場づくり、運営に必要な考え方と方法についてまとめました。

日本対がん協会からもがん患者向けにピアサポートやサロンのテキストが出ていますが、本書は患者だけでなく医療関係者や行政関係者なども対象読者としており、理論と実践の両方をカバーしています。また、当事者であるがん患者・体験者の当事者性を尊重しているという特徴もあります。

患者どうしの支え合いに関わる方々、関心のある方、ぜひ一度手にとってお読みください。詳しくはこちらのリンクをご覧ください。今後はこのガイドブックを使った研修会を企画する予定です。

「がんと就労」意見交換会・報告

2月と3月に行われたがんと就労についての意見交換会。社会保険労務士さんにもご参加いただき、とても有意義な会になりました。

もっとも盛り上がったのは、「就職活動の面接で病気についてどこまで話をするか」というテーマでした。休みの希望などの話の流れで病気の話になり、「がん」という言葉を出したら面接官が固まってしまうなど切実な経験談が出されました。社労士さんのアドバイスに一同「ほー」。面接での能力のアピールの仕方、障害年金のことなども話題になり、とても勉強になりました。

治療と仕事の両立、復職のタイミング、会社や人事担当者とのコミュニケーション、使える制度や権利、顧客や同僚などの理解をどう得るかなど、がんと 仕事にまつわる悩みは多種多様です。

希望があれば改めて企画したいと思います。